tenpaikunの日記

フィクション

3

それは突然何の前触れもなかった。
火曜日、朝7:30インターホンが鳴った、モニターにはスーツ男が3人、ずっーとインターホンを鳴らしている。こいつらなんだ、、、警察?思い当たる節が多すぎて何が来たのかわからない。
そのうち店の番頭からLINEで国税が家に来たと連絡があり国税と判明、母体の社長に相談したら出ないでバックれてみればという事だったので16時まで耐えるがインターホンが9時間も鳴り止まず耐えられなくなり応答、ロビーで囲まれて家入れろだパソコン持ってこいだの言われる。突然勝手に来といてうるさい。

仕方なくシコる用のパソコンを見せると、今から店に行くぞって言われた。だが店には行けない、行けない理由があった。前日に店で仲間とパーティをし、ヤバいブツが散らばったままだった。明日の朝必ず店でと約束し、国税は帰っていった。僕は夜中になるのを待って店に行き掃除した。結局国税から1億納めろと言われる
そういえば今まで一度も税金を払った事がなく確定申告も国税が入って初めてした。

この時国税は店2軒と番頭の家と僕の家と計4箇所同時に来ていた。

通常遡るのは5年だが僕は悪質らしく7年遡られ本税?だか事業に関わる税金が8000万で遅延だか追徴だか罰かなんだかで2000万、合計1億だそうです。

さらに、7年間最低の収入って事にして住民税や国保を払っていたので本当の収入に見合った金額を納めろと役所と税務署が言ってきた。その金額は国保400万、住民税400万。とてもじゃないが払えない。

僕は今、住民票もなく、国保も多分使えない。

2

高速道路系と車屋はお父さんみたいな人の会社だ。

 

サービスエリアのゴミ掃除は泊まり込みだからみんな彼女を連れてバイトに来ていた。

サービスエリアの公園みたいな所でセックスするためだ。

サービスエリアは上りと下り2ヶ所あり両方を掃除しなければならなくて、少し離れた一般の橋を渡って行かなければならなかった。

めんどくさかった僕らは高速を走って渡っていた。上司のおっさんに「あぶねーからメット被れ!」メット被った所でと思った。

 

車屋もそのお父さんみたいな人のだ。

ベンツのミッションのオーバーホールをしていた。何台やってもミッションを脱着する度に必ずネジがあまるので辞めた。

 

友達に金融やらないかと誘われて池袋で面接。ヤクザの面接かと思った。

面接官っぽい人はソファに横になりながらシャツのボタンはベルトの上まで開いていた。

 

面接官の第一声は「酒は飲める?」だった。

 

無事面接を通った僕は新橋店に配属になった。

そこにはポッチャリの気持ち悪い30代社長と1個上のガリガリビジュアル系がいた。

 

基本を覚えた僕の最初の大きな仕事はそのキモ社長の追い込みだった。

 

会社の金300万を使い込んだらしい。

 

面接官と僕と何人かでキモ社長の実家に回収に行き、キモ社長の両親から全額回収する。その後新橋店は、仲間の推薦を受けビジュアル系を抜き僕が社長に。

 

ビジュアル系は僕の1個上で金融歴も僕より長かった。ただ仕事はできなかった。毎日ヒゲをデスクの引き出しに植え、田んぼのようにしていたのが気持ち悪かった。社長になってからは順調で高利貸しは天職だった。月収は200万、会社の金も自由に使え、

売り上げも月2000万くらい出た。都内で高利貸しがサンドイッチマンを使ったのも、官報から自己破産者リストを名簿化したのも僕が最初だ。

 

当時はDMを撒いて待っていれば客が来て、10日3割〜5割で借りていった。

 

5万貸して10日後に7万返済、できなければ2万でジャンプ。

いわゆるゴーナナだ。

 

書類代やなんやかんや手数料をつけて実際貸すのは3万もない。

それなのに再来するやつもいた。

 

色んな客がいた

雪が降る真冬に浴衣にゲタで借りに来たお化けサムライ、

たったいまボコボコになったであろう顔面血まみれの男

 

10年くらい遊んだか、金融時代は楽しかった、とにかく楽しかった。金に困らない事はマジですごいと思う。

 

違うグループが金を貸さずに保証金詐欺を初めたせいで世間で問題視され僕ら高利貸しは衰退していった。

 

金融屋は10年間やっておりかなり濃厚な時間だったので改めて「金融編」を書こう。

 

金融屋を辞め名簿屋や、出会い系詐欺などもした。名簿屋は全くダメだった。出会い系はただのバカ探しで、片っ端からユーザー名簿に電話して未払い払え!の繰り返しだった。

 

こんなんで払うやつなんかいないと思っていたが実際は違った、数うちゃあたる。

 

中には300万とか払うバカもいた。

 

乗っていたベンツを売り、探偵事務所を地元に立ち上げる。

探偵とは名ばかりでトラブルをあの手この手で金に変えるいわば事件屋だ。

浮気調査、人探し、借金問題、人間関係。

チラシを、ポスティングして間もなく初めての依頼が来た。人探しだ。

 

電話口に依頼を聞いていると好きな女を、探して欲しいというストーカーだった。

 

当時の卒業アルバムは住所が載っていた為すぐ探せると思っていたがむずかった。

 

依頼人が電話口で「見つからないならお前を殺す」と

怒鳴りながら事務所の前を通っていった時は生きてる心地がしなかった。

 

事務所をたたみ

全く金が無く実家でゲーム三昧。

オンラインゲームで一年実家で無駄に過ごす。求人を見て地元のキャバクラで働く。

 

そこは日本人のママと嬢とフィリピン嬢もいるミックスキャバ。

 

3ヶ月程したらママが辞め店長に

 

キャバクラも天職だった。女と金どっちもいった。

 

ヤクザ直営の店だったが関係なかった。巧妙に盗んでいてバレてないはずなのに店のキッチンでオーナーにボコボコに。

服装がちゃんとしてないとゆう理不尽な理由で。クリスマスに。

 

金がある程度溜まり当時付き合っていた店のNo. 1を連れて自分で店をだす。小さなスナキャバだ。No.とは別れたがアンダー(全員17歳以下)しかいない店として地元で有名になり売れた。とにかく毎日満席だった。

 

毎日出勤は5.6人で、全員やった子の日もあった。ただトラブルも多かった。1週間に1度はパトカーか救急車がきていた。

 

スナキャバを友達に任せ、違う土地でキャバクラ、ガールズバーをだし6店舗まで増やす。水商売と金融は人生に大きな影響があったと思う。

 

金融関係は10年

 

水商売は33位から46の今でも続いている。特に金融は自分に合っていた、金が金を生む仕事はたまらなかった。

 

キャバクラオーナー編もそのうち書こう。

フィクション1

足立区五反野に生まれ、幼稚園途中まで五反野で過ごす。
父親はいなかった、生まれた時には離婚していて母と2人だった。
物心ついた頃にはお父さんみたいな人がいて、
そのお父さんみたいな人は今でも母と一緒にいる。
本当の父親は顔も名前も知らない、今生きているかもわからない。
五反野で覚えている事は一郎さんという乞食と遊んだ事、母親とバイク2ケツで事故った事。あとはサミットと駅前の肉まん。
幼稚園途中から葛飾区へ引っ越し、高校卒業、現場関係に就職まで過ごす。
幼稚園は記憶がない。


小学校では蜜蜂を捕まえて、授業中や昼休みに蜜蜂を腕に打ってキマったフリをしていた。
万引きもこの頃からするようになる
6年生になる頃には窃盗団になっていた。
地元のイトーヨーカドーのおもちゃ売り場で片っ端から盗んだ。
盗んだおもちゃをイトーヨーカドーの駐輪場で遊んでいたら捕まった。僕らの盗んだ被害額が過去最大を更新し、おもちゃ売り場は翌週から店舗の中央に移動していた。


地元の普通の中学に通い、目立つグループにはいたがその中でのカーストは1番下で、いわばパシリだった。
昼休みに家の近くの肉屋までわざわざ唐揚げを買いに行かされた記憶は今でも覚えている。
中学生ぐらいから少し悪いことに手を染めるようになる。
自販機荒らし、カツアゲの見張り、窃盗、
今まで一度だけ捕まった事がある、窃盗だ。
自宅の前の家の原付バイクをパクり、女の家に向かってる時に職質に合いその場で逮捕された。
その原付が親戚の床屋の常連客の物だと、床屋で丸坊主にされながら聞かされた。


中3からアルバイトを始めた、万引きをしてしまったヨーカドーやカラオケ店。
カラオケ店で気に障った客には肛門に突っ込んだマドラーで混ぜていた。


高校は地元の工業高校に入った。後から聞かされたが入試はベスト3で、卒業は1番ギリギリだった。
その工業高校は共学だが全学年合わせても女子が5人しかいなかった。しかも制服がスカートじゃなかったら見分けがつかない柔道推薦で入った女子。商業に行けばよかった。今でもそう思っている。
高校での友達はいない、できなかった。
変に尖っていてお腹が痛くなるという理由で学校で唯一サスペンダーで通っていた痛い子だった。


高校卒業後は友達の紹介で鳶職に就いた、その会社の車を乗ったままバックれてしまい友達に迷惑をかける。
さらにその友達に車を売ってもらったが金が払えず、ドライブ中に見つかり追いかけられボコボコになり車を奪われる。この友達には鳶職も紹介してもらったのに本当に迷惑をかけてしまった。そんなつもりはなかったのだが、、、車強奪事件からその友達とは疎遠になってしまう。
その後はピンサロ、個室ヘルス、高速のインターの芝生刈り取り、住み込みパチンコ屋、サービスエリアのゴミ掃除、車屋、金融。


地元のピンサロに通ううちに嬢に惚れ、アルバイト募集してたので応募し、スカウト等してるうちに気づいたら店長になっていた。惚れた嬢は僕がバイトに入った翌月に辞めた。


足立区のヤバいやつと池袋で遊んでいたら右寄りの人と知り合い、個室ヘルスを任せれそうになる。
ミーティングで右寄りの偉い人の靴を子分が踏んでしまいその場で血だらけになっていた。それを見て僕はバックレた。靴を踏んだだけであんな目にあうんじゃ絶対殺されちゃう。